fakejamの名前の由来。

fakejamの名前の由来。

By 石川 学

ここ最近、ブログで何をお伝えすればご覧頂いているお客様は喜ばれて、見てよかったと思ってくれるような内容になるのかをすごく考えます。

商品の情報をお伝えするのは当然の事ですが、せっかく貴重な時間を割いてご覧頂いている方に少しでももっと他の情報をお伝えをしたいなと、勝手に考えています。

そこで自分という人間を知ってもらう為によく接客などでお客様にお話をしている事をこのブログでは商品紹介と共にお伝えをします。


手始めとしてお客様からよく質問される事ですが、どうしてお店の名前が「fakejam」なのか。言葉の単語は皆さんすぐに分かると思いますが、「fake」と「jam」をそれぞれ組み合わせた造語です。

お店を立ち上げる前に当然お店の名前を考える訳ですが、やはりなかなか気の利いた名前が思い浮かばず、まずは自分の好きな単語をノートに思い付くまま書いてみました。ある程度選んだその中で刺々しい言葉は排除していき、丸みのある温かい言葉を選んでいき、またそこから単語一つ一つの意味を調べ、お店のコンセプトに合わない単語も排除していきました。そこで残った単語というのが「fake」と「jam」だったのですが、当初、組みわせる事は全く考えておらず、それぞれの単語で考えていましたが、このご時世ですので、まずはインターネットに引っかからなければいけないと考え、結果的に組み合わせる事で他のお店の名前とは被らない名前を考え出しました。当初は本当に違和感だらけの名前だったので、名前を言うのにも恥ずかしい気持ちがありましたが、今となってみればこの名前で本当に良かったと思います。

そして、肝心なそれぞれ単語の意味なのですが、普段から接客をしていて気付いた事は、服というのはただ着飾るだけのアイテムではない事に気付きました。人は何かしらコンプレックスを持っていて、そのコンプレックスをカバーする為に服を選んでいるように思います。例えば服をコーディネートする際に考える事といえば、「誰々(有名人など)になりたい。」「こういう風にみられたい。」「ここを隠したい。」など洋服を選ぶ際は何らかのイメージで着こなしを選ぶと思います。当然、自分自身の顔やスタイルをイメージする人になる事は出来ませんが、服であれば気持ちだけでもイメージに近づける事が出来ます。また、ネガティブな気持ちになっている時は服をポジティブな格好にする事によって自然に前向きな気持ちになったりもします。

服にはそんなパワーがあります。

そして服には自分に持っていない性格やスタイルなどを着こなしによってカバー出来る力があり、それが服を選ぶ時の最大の基準になっているのではないかと考えています。fakeという単語は決してネガティブな意味ではなく、人が前向きに向かう為に必要なfake(偽る)であると考え、あえてネガティブな言葉にも見える単語を選ばせてもらいました。

次に「jam」ですが、これは食べるジャムをイメージした訳では全くなく、ジャズなどでよく行われている演奏の「jam session」からの由来で、この「jam」を使わせてもらいました。では、なぜジャズなのか。

接客はジャズに近いなと、常々感じます。接客にはマニュアルは全くなく、お客様の好き嫌いも十人十色です。接客はお客様の好みを理解した上でその場の即興で服の提案やお話をしなければいけません。また、逆に接客をしないのも接客の一つとしても考えています。それが、ご来店されたお客様の望まれている行為であればそのお客様の言動や行動からみて即座に反応しなければその場が居心地の悪いものになってしまいます。それは何かしらジャズの「jam session」に近いなと感じました。ジャズではベースの曲から、それぞれの演奏者がその時その時の状況に合わせてアイコンタクトや演奏者の出方を敏感に感じ取り演奏を変え、それがその場でしか味わえない特別な一曲を作り上げて行くように、接客ではこちら側が好みをちゃんと理解をし、お客様が言わずともこちらが先回りをして言葉掛けや行動をし、ご購入の際、ストレスなくスムーズなやり取りを行えるかどうかでその一着がお客様にとって特別な一着になるかならないかが決まります。それは単純に服のやり取りだけでは決して作り上げられない内容で、当店はそういう空間の提供を常に心掛けられるお店でないといけないという気持ちで「jam」を使おうと決めました。

非常に話は長くなりましたが、これがショップ名「fakejam」誕生の経緯です。

この文章をご覧になった方、長文に付き合って頂き本当にありがとうございました。

今後、接客の際によくお客様とお話をしている内容などをこのようなブログでお伝えが出来ればと考えています。

そしてそして、長らくお待たせしましたがようやく次に商品紹介です。


どこのブランドよりも17AWのコレクションの立ち上がりが早く、しかも非常に消化の早いブランド「sulvam」のご紹介です。

こちらのロングジャケットは定番で作り続けているアイテムですが、今回はライニングのキュプラはブラックで表現されていてよりモード感の漂う雰囲気となっています。

一見切りっぱなしであったり、ざっくりとした縫い方を見ると未完成のようにも見えますが、部分部分で非常に繊細さの見える縫製で非常に完成度の高いジャケットなのが分かります。

着用をされた瞬間お客様はこのブランドの虜になります。

ロングジャケットをベースにそれぞれボトムを替えるだけで印象がだいぶ変わります。

ブランド自体に説得力があり、着用すればこちらの説明はほとんどいらずお客様から自然に欲しいと思わせるここ最近ではなかなかないパワーのあるブランドです。

まだかろうじてセットアップも揃いますので店頭、オンラインストアで一度商品をお確かめ下さい。


それと当時お店を立ち上げる前の非常に不安な気持ちの時によく聞いていた曲です。

今でも時々YouTubeで見ていますが、当時の気持ちが蘇る忘れられない曲です。

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